2026.05.18更新

用語解説

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025
■そこか(即納・小口・加工)戦略
阪和興業が長年磨いてきた独自の流通戦略で、国内各地の大型流通センターを活かし「すぐ届ける(即納)」「必要な量だけ売る(小口)」「必要な形にして渡す(加工)」を一体で提供する考え方です。単なる鋼材の販売にとどまらず、在庫機能や情報機能も組み合わせてユーザーのトータルコストを下げ、他社と差別化する基盤になっています。

■サプライチェーン創造型商社
阪和興業が目指す将来像で、自らサプライチェーンをつくり上げ、原料から最終製品・リサイクルまで「すべての『ほしい』」をつなぐ商社を指します。単に既存の流れに乗るのではなく、環境配慮型ビジネスや高付加価値加工、リサイクルなども組み込みながら、新しいサプライチェーンそのものを設計・運営する役割を担うイメージです。

■トータルソリューション型ビジネス
鋼材などの商品を単体で売るのではなく、調達・加工・物流・工事・リサイクルまでを組み合わせて「一括で解決策を提供する」ビジネスのことです。阪和興業は、ユーザーの課題を自社のニーズとして捉え、現場に深く入り込みながらワンストップでソリューションを提供するスタイルへの転換を「そこか」戦略の次のステージとして位置づけています。

■地産地消ビジネス/地産地消型サプライチェーン
主に海外市場で、現地で調達した原料や製品を同じ地域の需要家に供給する「その地域でつくって、その地域で使う」ビジネスのことです。阪和興業は、現地パートナーやグループ会社との連携を通じて、輸送負荷や地政学リスクを抑えつつ、その国や地域の産業に根ざしたサプライチェーンを構築する成長領域として位置づけています。

■現物ビジネス
金融取引ではなく、鉄鋼や非鉄金属、木材、食品など「実際のモノ」を扱う商社本来のビジネスを指します。阪和興業は、過去の財テクからの決別を経て、この現物ビジネスを原点とし、調達・在庫・加工・物流といった機能を組み合わせて安定的なキャッシュを生み出す基盤事業としています。

■環境配慮型ビジネス
CO₂排出削減や資源循環に直接つながる分野に焦点を当てた事業の総称で、還元鉄(HBI)、バイオマス燃料、リサイクルメタル、E-スクラップなどを含みます。阪和興業は、中期経営計画の成長ドライバーの一つとして位置づけ、投資やパートナーシップを通じて事業規模の拡大を図っています。

■還元鉄(HBI:Hot Briquetted Iron)
鉄鉱石を還元してつくる鉄源を高温のまま固めた製品で、高炉用の原料と比べて製造過程でのCO₂排出量が少ないとされる鉄鋼原料です。阪和興業はマレーシアのGREEN ESTEEL PTE. LTD.への出資を通じてHBIの販売権を取得し、環境負荷の低い鉄源を世界各地に供給する取り組みを進めています。

■HUBI(ハビィ)
阪和興業が構築したデータ統合・情報基盤の名称で、部門別のBS・PLやKPIダッシュボードを集約し、経営や営業の意思決定を支援する社内システムです。基幹システムや公開情報を連携させた「国内取引先管理データベース」も内蔵しており、「阪和を知る」「取引先を知る」「業界を知る」という視点で情報を可視化し、営業力強化と業務変革を後押ししています。

■Run up to HANWA 2030
2023年度~2025年度の中期経営計画のスローガンで、「いまを超える未知への飛翔」という副題を持ちます。2030年に向けてサプライチェーン創造型商社への変革を加速させる“助走期間”という位置づけで、国内現物ビジネスの進化と海外での地産地消型ビジネス、環境配慮型ビジネスなどへの重点投資の方向性を示すキーワードです。

■E-スクラップ
家電やパソコンなど電気・電子機器の廃棄物(E-waste)から回収される、貴金属を多く含むスクラップのことです。阪和興業は、回収からサンプリングなどの出荷前処理、製錬会社への供給までを担うサプライチェーンを構築し、金や銀などの貴金属を再利用する事業を強化することで、資源循環ビジネスの柱の一つとしています。