2026.06.01更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合レポート2025

サマリ

エイチ・ツー・オー リテイリングは、関西に深く根ざす流通グループです。百貨店、食品スーパー、商業施設を通じて暮らしに近い接点を持ちます。店舗、地域共創、デジタルを組み合わせ、顧客との関係を深める「コミュニケーションリテイラー」へ進化しています。

目指す経営指標

・2030年度までにグループアクティブ顧客数1,000万人
・2030年度までに営業利益350~400億円(連結消去後)
・2030年度までにROE8%以上
・2026年度目標として営業利益320億円
・2026年度目標としてPBR1倍超の定着
・2024~2026年度の3ヵ年投資額950億円

用語解説

■コミュニケーションリテイラー
H2Oリテイリンググループが目指す独自のビジネスモデルです。リアル店舗とデジタル技術を組み合わせ、お客さまと継続的で深い関係を築きます。商品を売るだけでなく、一人ひとりの暮らしや価値観に寄り添い、顧客への生涯提供価値を高める考え方です。

■長期事業構想2030 Ver.2
「コミュニケーションリテイラー」を実現するために再構築された成長戦略です。既存の百貨店、食品スーパー、商業施設を深めるだけでなく、海外顧客ビジネス、顧客サービスビジネス、顧客データ活用ビジネスへ事業領域を広げる構想です。

■LTV(Life Time Value)
一般的には顧客が生涯を通じて企業にもたらす総収益を指します。H2Oリテイリンググループでは「顧客への生涯提供価値」と捉えています。関西に根ざした複数の事業を通じて、お客さまの暮らしに合う商品やサービスを提案し、長く深い関係を築く考え方です。

■H2O ID
H2Oリテイリンググループの事業やブランドを継続的に利用するお客さまを、個別に識別するグループ共通のIDです。各事業の利用状況などを分析し、お客さま理解を深めるための基盤です。一人ひとりに合う商品やサービスの提供につなげます。

■地域共創活動
H2Oリテイリンググループが、自治体、企業、地域住民などと連携して進める地域密着型の活動です。地域の課題解決や新たな魅力づくりを目的にしています。千里中央公園の公園活性化事業や「まち健」などのように、地域への貢献を新しい事業機会にもつなげる取り組みです。

■まち健
「まちかどの楽しく手軽な健康チェックから地域を健康にする」をコンセプトにした健康サービスです。オンラインとリアルの両面からサービス開発を進める新規事業です。川西市との健康チェックイベントでは、健康診断受診率の向上という地域課題への貢献を目指しています。

■まちうま
地域の食をテーマにしたグルメアプリです。トップメッセージでは、大阪府高槻市で人口約34万人に対して10万人を超える会員登録を得た取り組みとして紹介されています。地域の飲食店や生活者との接点を広げ、顧客サービスビジネスの実例になっています。

■顧客サービスビジネス
H2Oリテイリンググループが新たな収益源として育てる事業領域です。宅配・デリバリーや、食・健康などのオンラインサービスを対象にしています。地域の課題に向き合いながら、お客さまの暮らしに近いサービスを広げる考え方です。

■顧客データ活用ビジネス
百貨店、食品スーパー、アプリなどから得られる購買・行動・閲覧データを活用する事業です。外部データも組み合わせ、関西の生活者への理解を深めます。将来的には、コンサルティングサービスやデータ閲覧ツールとして外部の企業や自治体へ提供するBtoB事業を目指しています。

■国内顧客・店舗ビジネス
百貨店、食品、商業施設を中心とした既存事業を指します。H2Oリテイリンググループの成長戦略では、これを土台となる事業領域と位置づけています。阪急うめだ本店などの百貨店や、京阪神エリアの食品スーパーを通じて、関西のお客さまとの接点を深める事業です。

■海外顧客ビジネス
海外ツーリストやアジア富裕層などを対象にした成長領域です。阪急うめだ本店の海外顧客対応や寧波阪急などを含みます。単なる訪日客向け販売にとどまらず、リピーターとの関係づくりや体験型コンテンツの提案を重視する事業です。

■グローバルデパートメントストア
阪急うめだ本店が目指す百貨店の姿です。海外顧客や富裕層のニーズに応えるため、商品、サービス、施設を充実させる方向性を示しています。2026年度に向けた大型リモデルの文脈で語られており、百貨店事業の成長投資の中心にあります。

■ターミナルデパート
鉄道駅に直結した百貨店のことです。阪急百貨店は「沿線の人々を招く」という発想で、世界初のターミナルデパートとして誕生しました。鉄道利用者の暮らしに百貨店を結びつけた、同社グループの歴史を象徴する業態です。

■全国銘菓名物街
阪神百貨店が開設した、全国の名産や個性と伝統のある名店を集めた売場です。当時としては画期的な取り組みとして人気を博しました。同社グループが“食”を軸に、買い物へ楽しさや発見を加えてきた歴史を示す取り組みです。

■阪神甘辛のれん街
阪神百貨店が開設した、個性と伝統のある名店を集めた売場です。「全国銘菓名物街」と同じく、“食”を軸に魅力ある売場をつくった代表例です。百貨店を単なる販売の場ではなく、食の楽しさを体験できる場にした取り組みです。

■“ええもん安い”
イズミヤが創業以来追求してきた商道を表す言葉です。地域のお客さまが健康で楽しく、心豊かな生活を送れるように、安全・安心な商品とサービスを提供する考え方です。価格の安さだけでなく、地域の暮らしに役立つ価値を届ける姿勢を示しています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2【沿革】

 

1929年4月

阪神急行電鉄株式会社(現 阪急阪神ホールディングス株式会社)の百貨店部門が大阪梅田で開業

1936年4月

神戸支店(三宮阪急)開業

1939年11月

植田奈良漬製造株式会社(阪急食品工業株式会社(子会社))設立

1947年3月

京阪神急行電鉄株式会社(現 阪急阪神ホールディングス株式会社)の百貨店部門が分離独立し、株式会社阪急百貨店を設立

1947年4月

株式会社阪急百貨店が開業

1949年5月

株式会社阪急百貨店が大阪証券取引所市場第一部上場

1952年8月

阪急物産株式会社と阪急共栄製薬株式会社とが合併し、阪急共栄物産株式会社(子会社)設立

1953年11月

東京大井店(大井阪急)開業

1960年10月

株式会社阪急オアシス(子会社)設立

1962年9月

株式会社阪急百貨店が東京証券取引所市場第一部上場

1970年3月

千里阪急開業

1984年10月

有楽町阪急開業

1989年4月

川西阪急開業

1992年10月

株式会社エイチディ開発(現 株式会社阪急商業開発(子会社))設立

1993年4月

宝塚阪急開業

1995年1月

三宮阪急閉店(阪神・淡路大震災のため)

2000年3月

都筑阪急開業

2002年10月

株式交換により阪急共栄物産株式会社を完全子会社化

2003年1月

阪急共栄物産株式会社が、株式会社阪急ファミリーストア他4社(いずれも子会社)を分割設立

2003年3月

阪急共栄物産株式会社を吸収合併

2004年3月

株式交換により阪急食品工業株式会社を完全子会社化

2006年6月

阪急食品工業株式会社が、会社分割により株式会社阪急フーズ他2社(いずれも子会社)に事業を移管

2006年7月

株式取得により株式会社ニッショー(株式会社阪急ニッショーストア)を子会社化

2006年9月

株式会社阪食(子会社)設立

2007年10月

株式交換により株式会社阪神百貨店を子会社化し、経営統合
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社へ社名変更し持株会社体制へ移行
会社分割により株式会社阪急百貨店(子会社)を新設

 

株式会社大井開発(子会社)設立

2008年2月

阪急百貨店メンズ館開業(現 阪急メンズ大阪)

2008年3月

大井阪急食品館閉店(JR大井町駅前再開発のため)

 

阪急食品工業株式会社を吸収合併

2008年10月

株式会社阪急百貨店と株式会社阪神百貨店が合併し、株式会社阪急阪神百貨店に商号変更

 

株式会社阪食と株式会社阪急オアシス、株式会社阪急ニッショーストア、株式会社阪急ファミリーストア、株式会社阪急フレッシュエールが合併

2008年11月

西宮阪急開業

2009年10月

あまがさき阪神開業

2011年3月

博多阪急開業

2011年3月

阪急大井町ガーデン(一期)開業(アワーズイン阪急開業、阪急百貨店 大井食品館開業)

2011年9月

株式取得により株式会社家族亭を子会社化

2011年10月

阪急メンズ東京開業(有楽町阪急を全面改装)

2012年11月

阪急うめだ本店の建て替え工事が完了し、グランドオープン
スポーツ用品、ベビー・子供服売場の阪急うめだ本店への移設に伴い、阪急百貨店イングス館閉店

2014年3月

阪急大井町ガーデングランドオープン(アワーズイン阪急ツイン館開業)

2014年6月

株式交換によりイズミヤ株式会社を子会社化し、経営統合

2016年4月

株式会社エイチ・ツー・オー 食品グループ(子会社)を設立

2016年7月

旧イズミヤ株式会社が、会社分割により新イズミヤ株式会社(子会社)に事業を移管し、株式会社エイチ・ツー・オー アセットマネジメントへ商号変更

2017年10月

株式会社そごう・西武よりそごう神戸店及び西武高槻店を承継

2019年8月

株式会社エキ・リテール・サービス阪急阪神よりアズナス事業を承継

2019年10月

そごう神戸店が神戸阪急に、西武高槻店が高槻阪急に屋号を変更

2019年12月

洛北阪急スクエア開業

2020年2月

株式会社家族亭及び株式会社サンローリーの全株式を株式交換により譲渡

2020年4月

イズミヤ株式会社より商業施設運営事業ならびに衣料品・居住関連品販売事業を株式会社エイチ・ツー・オー商業開発に継承

2021年12月

株式交換により株式会社関西スーパーマーケット(現 株式会社関西フードマーケット)を子会社化し、経営統合

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年4月

阪神梅田本店の建て替え工事が完了し、全館グランドオープン

2023年4月

株式会社阪急オアシスとイズミヤ株式会社が合併し、イズミヤ・阪急オアシス株式会社に商号変更

2024年5月

株式取得により寧波開発株式会社、寧波阪急商業有限公司を子会社化

2024年7月

簡易株式交換により株式会社関西フードマーケット(現 株式会社十三フードマーケット)を完全子会社化

 

関係会社

 

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の

所有
〔被所有〕

割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱阪急阪神百貨店
(注)3,4

大阪市北区

200

百貨店事業

100.00

当社より資金の借入
役員の兼任等 5名

㈱関西フードマーケット(注)8

兵庫県伊丹市

100

食品事業

100.00

中間持株会社、当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

㈱関西スーパー
マーケット

(注)4,7

〃

100

〃

100.00

(100.00)

イズミヤ・阪急オアシス㈱ほかより食料品の仕入

役員の兼任等 1名

イズミヤ・
阪急オアシス㈱
(注)4,7

大阪市北区

100

〃

100.00

(100.00)

役員の兼任等 1名

㈱阪急デリカ

〃

20

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店、イズミヤ・阪急オアシス㈱ほかへの食料品の販売

役員の兼任等 1名

㈱阪急キッチンエール関西

〃

10

〃

100.00

当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

㈱阪急商業開発

大阪市西成区

50

商業施設事業

100.00

㈱阪急阪神百貨店との店舗の賃貸借
役員の兼任等 2名

㈱エイチ・ツー・オー商業開発

〃

10

〃

100.00

商業施設の管理・運営、衣料品・住居関連品の販売
当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

㈱大井開発

大阪市北区

100

〃

100.00

役員の兼任等 3名

㈱阪急メンテナンス
サービス

〃

10

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店ほかの店舗の営繕清掃、施設管理及び警備業務の請負
役員の兼任等 2名

㈱阪急建装

〃

20

その他事業

100.00

㈱阪急阪神百貨店ほかより店舗内装工事の請負
役員の兼任等 2名

㈱ハートダイニング

大阪市福島区

10

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店での喫茶・飲食店・社員食堂の経営
役員の兼任等 2名

㈱阪急阪神百貨店
友の会

大阪市北区

50

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店、イズミヤ・阪急オアシス㈱より手数料収入
役員の兼任等 3名

㈱阪急ジョブ・エール

〃

10

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店への人材の派遣、業務の請負
役員の兼任等 3名

㈱阪急ウェディング

〃

10

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店よりブライダルサロン運営の受託、
当社より資金の借入
役員の兼任等 3名

㈱阪急ホーム
スタイリング

〃

10

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店への家具の販売、当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

 

 

名称

住所

資本金

又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の
所有
〔被所有〕割合(%)

関係内容

阪急百貨店
ユニフォーム㈱

大阪市北区

10

その他事業

100.00

㈱阪急阪神百貨店での学生服・企業ユニフォームの企画・販売、当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

㈱阪急クオリティー
サポート

〃

10

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店ほかより食料品、衣料品等の商品検査業務の請負
役員の兼任等 1名

㈱ペルソナ

〃

20

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店よりカード会員管理業務の受託、
当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

㈱阪急アクトフォー

〃

10

〃

100.00

当社、子会社各社からの経理業務等の請負
役員の兼任等 4名

㈱阪急ハロードッグ

〃

10

〃

100.00

㈱阪急阪神百貨店でのペット用品の販売、
当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

㈱アズナス

〃

10

〃

100.00

当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

エフ・ジー・ジェイ㈱

東京都港区

5

〃

80.00

㈱阪急阪神百貨店での化粧品の販売、
当社より資金の借入
役員の兼任等 2名

水水(中国)投資
有限公司(注)3

中国江蘇省
蘇州市

3,377

〃

100.00

当社より資金の借入
役員の兼任等 3名

蘇州泉屋百貨有限公司
(注)3

〃

5,892

〃

100.00

蘇州市における百貨店の経営
役員の兼任等 2名

寧波開発㈱

大阪市北区

10

〃

95.6

寧波阪急商業有限公司への出資及び融資

役員の兼任等 3名

寧波阪急商業有限公司

(注)3

中国浙江省

寧波市

38,808

〃

70.00

(70.00)

寧波市における商業施設の運営

役員の兼任等 2名

その他12社

-

-

-

-

-

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

全聯阪急麵包股份有限公司

台湾台北市

936

-

49.0

当社より資金の借入
役員の兼任等 1名

㈱CFIZ

大阪市中央区

100

-

49.0

子会社各社との店舗の賃貸借

役員の兼任等 1名

その他5社

-

-

-

-

-

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

阪急阪神
ホールディングス㈱ (注)5

大阪府池田市

99,474

都市交通事業他

1.77〔20.12

(12.86)〕

子会社の阪急電鉄㈱・阪神電気鉄道㈱他と㈱阪急阪神百貨店他との間で不動産の賃貸借
役員の兼任等 1名

 

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.「議決権の所有〔被所有〕割合」欄の(内書)は間接所有であります。

3.特定子会社に該当しております。

4.株式会社阪急阪神百貨店、株式会社関西スーパーマーケット、イズミヤ・阪急オアシス株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

㈱阪急阪神百貨店

 

㈱関西スーパー

マーケット

 

イズミヤ・

阪急オアシス㈱

 

(1)売上高

185,955百万円

 

128,884百万円

 

272,129百万円

 

(2)経常利益

24,231百万円

 

2,958百万円

 

7,145百万円

 

(3)当期純利益

10,699百万円

 

3,478百万円

 

6,621百万円

 

(4)純資産額

139,599百万円

 

41,243百万円

 

38,751百万円

 

(5)総資産額

232,835百万円

 

58,192百万円

 

83,231百万円

 

5.有価証券報告書を提出しております。

6.住所は、登記上の本店所在地によっております。

7.2026年4月1日付で、当社の連結子会社であるイズミヤ・阪急オアシス株式会社を存続会社、同じく当社の連結子会社である株式会社関西スーパーマーケットを消滅会社とする吸収合併を行い、同日付で存続会社の商号を株式会社関西フードマーケットに変更しております。

8.2026年4月1日付で、当社の連結子会社である株式会社関西フードマーケットの商号を株式会社十三フードマーケットに変更しております。